株式会社ニチモ 様 導入事例

株式会社ニチモ 様

URL:http://nichimo.org/

業種:住宅型有料老人ホーム
導入サービス:&IoTサーモイン・シンプル
利用機能:
  • 体表面温度測定
  • 高温検出時LINE通知
  • データクラウド保存

老人ホームをクラスターにしないため、コロナを未然に防ぐ

千葉県茂原市・東金市を中心に、住宅型有料老人ホームなどを展開するニチモ様では、コロナ対策としてデバイスエージェンシーの「&IoTサーモイン・シンプル」を導入し、運用されています。 施設入口に体温計と消毒薬を置く方式から、「&IoTサーモイン・シンプル」を設置するスタイルに変更したことで、今まで以上にコロナ対策は強化され、職員と入居者の安全が向上したといいます。 高橋様にお話しを伺いました。

■誰もが平等な介護を受けられる社会を目指す

──ニチモ様はどのような事業を展開されているのでしょうか? 高橋:ニチモは、2008年に設立した、福祉介護に関するさまざまな事業を行っている会社です。 具体的には千葉県茂原市・東金市を中心に、住宅型有料老人ホームを6か所、デイサービス施設を2か所運営しています。また、 訪問介護事業所、福祉用具貸与事業所。それから在宅介護支援センターも運営しています。その他、住宅改修事業や福祉用具・介護用品の製造・卸し・販売も手掛けています。 ──2008年の設立と、比較的新しいのに急成長ですね。 高橋:少子高齢化の時代になっており、需要が多くなっています。そもそも、需要と供給のバランスがあったてなかったことも理由としてあります。高齢者が増えているのに施設やサービスが圧倒的に少なかったということです。 ──どのような特徴があるのでしょうか? 高橋:どなたでも平等な介護が行き渡る形でのサービス提供を目指しています。貯蓄が少なく、満足な介護が受けられない方は多くいらっしゃいます。そのような方に平等な介護を受けて頂くため、弊社では入居代や賃料、利用料を安く設定しています。 老後の資金が潤沢な方を対象とした施設が多くなっている社会の仕組みを、我々が変えて行きたいと考えています。 ──事業を展開する上での課題はありますか? 高橋:やはり、スタッフの人員不足です。そのため、タイとフィリピンに日本語学校を設立し、日本語と介護福祉士資格を取得して頂き、弊社が留学生として受け入れる「ニチモプロジェクト」を推進しています。 今後、介護を必要とされる方はさらに増えて行きます。そうすると今ある施設だけでは足りなくなってきます。事業を更に拡大して行かなければなりません。

■非接触で検温と消毒が同時にできるのは魅力

──デバイスエージェンシーの「&IoTサーモイン・シンプル」を導入するに至った理由を教えてください。 高橋:もちろん、新型コロナウイルス(COVID-19)対策です。老人ホームや病院でクラスターが発生すると社会問題になります。そのようなことにならないよう、コロナを未然に防ぐ必要があります。また、問題が大きくなるとニュースで施設名や会社名が公表されてしまう。その事態も回避しなければなりません。 住宅型有料老人ホームは、システム的には訪問介護事業者として、入居者のお部屋を訪問させて頂く方式です。入居者は寝たっきりの方が多く動けないため、コロナを持ち込むとすると、出勤してくる職員に要因があると考えられます。その対策の一環として、職員の出勤時の体表面温度測定と手指消毒が一度にできる「&IoTサーモイン・シンプル」を2021年3月から導入しました。 ──対象は職員の方なんですね。 高橋:そうです。基本的には職員です。住宅型有料老人ホーム6か所に約150名の方が入居されており、職員約100名がシフトを組んで入居者の対応をしています。 出勤の時間は職員ごとに異なりますし、出入りも激しくなります。忙しい職員の検温・消毒に掛かる手間を少しでも減らしたかったことも理由としてあります。 また、外出された入居者、訪問してくるご家族の方にも使って頂いています。 ちなみに、消毒はアルコールではなく、電解水を使っています。電解水の使用期限が約2週間なので、2週間ごとに交換しています。 電解水を使っているのは、水由来の成分なので、消毒用アルコールや塩素系消毒剤に比べ皮膚などへの刺激が少ないからです。職員の肌を守ると共に、職員が入居者に接した際、入居者がかぶれることを避けたいと考えました。 ──「&IoTサーモイン・シンプル」を導入されるまではどのように対応されていたのですか? 高橋:おでこで測る体温計と消毒薬を入口に設置していました。しかし、その体温計では誤差があると分かったこともあり、「&IoTサーモイン・シンプル」に切り替えることにしました。 また、入居者は、疾病を持っていますし、コロナに感染すると命が危険になります。会社としても自粛期間は規則をしっかり守り対策を講じました。職員もひとり一人が日頃の対策を心がけ、自分で体調管理をし、熱が出たら出勤しないことを徹底しています。 ──「&IoTサーモイン・シンプル」のどこにメリットがあると思われたのですか? 高橋:検温と消毒が同時にできるからです。どちらかを怠るなどはあってはなりません。同時にできる便利さに魅力を感じました。実際に使ってみると検温・消毒が簡単です。それに、非接触なので荷物を持っていても使用できる。とても楽になりました。 職員も検温・消毒の手間が軽減されたことで、よりこまめに検温・消毒をするようになりました。それも魅力のひとつだと思います。 他社製品と比較検討はしていませんが、病院などに設置されている他社の製品に比べて、検温速度が速いと思います。それに正確です。良いのはマスクをしていないと警報が鳴ることです。そこにも魅力を感じました。このご時世、もうマスクをしていない人などいませんが、用心するにこしたことはありません。 それに、入居者がデイサービスから車椅子で帰ってくることもあります。そんな時は画面の角度を変えられるので、車椅子に乗ったまま検温・消毒ができます・ また、検温した測定データがクラウドに保存され、管理できることや、高温が検出されるとLINE通知されるのも魅力的だと思いました。まだ活用にまでは至っていませんが、職員や利用者の日々の体調管理は今後、重要になってくると考えられます。体温の変動が管理できるのは良いと思いました。 あと、見た目もかっこいいですよね。一般の方が外から見て「ここはしっかりと対策している」と知らせることにも役立っています。 ──思っていたのと違うということはありましたか? 高橋:意外と噴霧器の射出時の音が大きいと感じました。あと、ブラックライトに虫が寄ってくるので、対策を考えないといけません。そのようなこと以外、特に問題は感じません。

■情報に目を配り、先の行動を取れる対策を行う

──今後のコロナ対策を教えてください。 高橋:現在、月に一度、職員全員のPCR検査を実施しています。また、何時に誰が訪問したという記録を付け、クラスター発生の低減を図っています・ また、当たり前ですが、入居者の体調のバイタルを測定し、記録を付けています。同時に職員もその日の体調を記録して残しています。そのことで、いつから体調に変化があったかを追える体制にしてあります。 我々は、介護従事者なので、ワクチンは優先的に打たせて頂いており、職員は既に完了しています。また、入居者も打ち終わります。 しかし、怖いのは変異ウイルスです。ワクチンが効かないものが出てくるのではないかと恐怖を感じます。そのため、厚生労働省とも連携を取り、情報に目を配り、先の行動を取れるよう対策をして行きます。 コロナは完全になくなることはないかもしれません。全員がワクチンを打ったから安心、とはならないと思います。そのため、「&IoTサーモイン・シンプル」は継続して使うことになると思いますし、状況に合わせてプランを変更することもあり得ると考えています。