CASE STUDY / 導入事例インタビュー #009
別府の温泉ホテルが、チェックイン業務の効率化・受付業務の省力化・フロント業務の標準化を進めた導入事例。
INTERVIEWEE COMPANY
インタビューにご協力いただいた方
ご担当者様
ご担当者
取材地:株式会社別府温泉ホテル(大分県別府市)
PROLOGUE
全国から湯治客が集まる、日本有数の温泉地・別府。
その一角で長く暖簾を守ってきた老舗温泉ホテル「シーウェーブ別府」。
客足は戻り、稼働率も高く推移していた。一方で、地域の人手不足が続くなか、
「受付業務を、もっと安定して回せる形にしたい」
という課題があった。
宿帳・精算・鍵渡しを一連の流れに整え、チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化を進める。
現場責任者の野口さんに、その経緯を伺った。
高稼働を支える現場で、受付業務をより安定して回す。
別府温泉。年間を通じて全国から湯治客・観光客が訪れる、日本有数の温泉地。その一角で長く営業を続けてきたのが、老舗温泉ホテル「シーウェーブ別府」だ。
おかげさまで、お客様には恵まれ、稼働率も高く推移していた。一方で、地域の人手不足が続くなか、受付業務を属人的に回し続けることには改善余地があった。
こちらこそ。わざわざ別府までお越しいただいて。
別府温泉で長く営業している温泉ホテルです。おかげさまでお客様には恵まれていて、稼働率は高いほうだと思います。
ありがたいことに。ただ…正直に言うと、ここ数年は「お客様が来てくださること」と「現場が回ること」が、だんだん噛み合わなくなってきていて。
お客様は来てくださる。でも、それをお迎えする人手が、どうしても足りないんです。
お客様には恵まれています。ただ、受付に関わる手続きは多く、限られた人員でも安定して回せる形に整えたいと考えていました。
受付業務を、もっと安定して回せる形にしたかったんです。
― ご担当者様(ご担当者)採用だけに頼らず、受付を安定して回す。
客足は戻り、稼働率も高い。その現場運営を安定させるうえで、背景にあったのは、別府という地域そのものが抱える「人手不足」だった。
観光地ゆえに、限られた働き手を、街じゅうの宿や店で奪い合う。
そうなんです。別府は観光地なので、宿泊施設も飲食店も多い。みんなで限られた働き手を取り合っている状態で。
受付業務は、宿帳・本人確認・精算・鍵の受け渡しなど、手順が多いんです。
ええ。限られた人数で安定して対応するには、毎回同じ品質で進められる流れを作る必要がありました。
そこで、受付の流れを、できるだけシステムで標準化したいと考えていました。
属人的な説明や確認が残ると、担当者によって対応時間や案内のばらつきが出ます。
そうです。人を増やす前提だけではなく、今いるスタッフで安定して回せる形にする必要がありました。
限られた人数でも、受付業務を安定して回せる形にしたかったんです。
― ご担当者様(ご担当者)宿帳、精算、鍵渡し。人によるばらつきを減らす。
受付には宿帳の記入確認、本人確認、精算、鍵渡しなど複数の手順がある。稼働率が高いほど、一つひとつの手順をスムーズに進めることが重要になる。
課題は特定の時間帯だけでなく、日々の受付業務全体を効率化し、誰が対応しても同じ流れで案内できるようにすることだった。
そうなんです。稼働率が高いからこそ、宿帳や本人確認、精算、鍵のお渡しまでを毎回スムーズに進める必要がありました。
受付では確認することが多いので、担当者の経験に頼りすぎると、案内の順番や所要時間に差が出ます。
そこをシステムの流れに沿って進められれば、受付の品質を安定させながら、スタッフの負担も減らせると考えました。
はい。属人的に回すだけでは、今後さらに負担が増えると感じていました。
ええ。せめて宿帳の記入も、精算も、鍵のお渡しも、人がつきっきりでやらなくて済む形にできないか、とはずっと考えていました。
「人を増やす」以外の方法で、受付業務の一連の流れを整えられないか。そこを、ずっと探していた感じです。
受付業務の標準化は、現場の運営を見直す大きなきっかけになりました。
― ご担当者様(ご担当者)「これは、うちの困りごとそのものに効く」と感じた瞬間。
「人を増やす以外の方法で、受付業務を安定して回せないか」。 その問いを抱えていた野口さんが出会ったのが、AdvaNceD のスマートチェックインだった。
第一印象を、野口さんはこう振り返る。
受付を自動化できる仕組みがないか探していて、たどり着いたのがAdvaNceDの「スマートチェックイン」でした。
「これは、うちの困りごとそのものに効くんじゃないか」と。
画面の操作だけでチェックインが終わって、カードキーまで出てくる。しかも宿帳も精算も鍵渡しも、ぜんぶ自動化できた。
そうなんです。「お客様自身でチェックインを完結できる」。これがあれば、受付業務を標準化し、スタッフの負担を減らせるかもしれない、と。
はい。半分あきらめていたことが、急に現実味を帯びてきた感じでした。
そこは相談しながら詰めました。うちの受付の流れに合わせて「宿帳・精算・鍵渡しをこう繋ぐ」と具体的に提案してもらえたので、任せられると思えたんです。
「宿帳も精算も鍵渡しも、ぜんぶ自動化できた」
― ご担当者様(ご担当者)人をゼロにするのではなく、人を解放する。
カードロックを軸にしたスマートチェックイン。それは、これまで人がつきっきりで担っていた受付の一連を、一台の流れに置き換えるものだった。
お客様は、どんな体験をするのか。野口さんに具体的に伺った。
お客様は、設置した画面の案内に沿って操作していくだけです。宿帳の記入も、画面上で完結します。
そのままお会計(精算)も済ませて、最後にカードキーが自動で発行される。お部屋の鍵まで、その場で受け取れます。
そうなんです。今までフロントスタッフが一人のお客様につきっきりでやっていた手続きを、カードロックで一括して自動化できた。
ええ。もちろん、何かあれば責任者やマネージャーが対応します。完全に無人にするわけではなくて、「フロントに専任を張り付けなくても回る」形にできた、というのが正確です。
はい。人をゼロにしたいわけじゃないんです。限られた人手を、もっと意味のあるところに使いたかった。
最初は操作に慣れる時間が必要でしたが、流れ自体はシンプルなので、スタッフもお客様もすぐに馴染みました。
完全に無人にしたいわけじゃない。
限られた人手を、もっと意味のあるところに使いたかったんです。
効率化、省力化、標準化。現場の回し方が整った。
導入後に見えてきた変化は、日々の受付業務が安定して回るようになったことだった。
チェックインの流れがシステム化され、スタッフの案内や確認にかかる負担が軽くなったという。
チェックイン業務の流れが整理されたことです。
宿帳、本人確認、精算、鍵の受け渡しまで、お客様が画面に沿って進められるので、受付の手戻りが減りました。
はい。受付業務が効率化されて、現場の負担が軽くなりました。これは責任者の私にとっても、統括マネージャーの菊池にとっても、本当に大きかった。
スタッフが都度説明する作業や確認のばらつきが減りました。少ない人数でも、稼働率の高い状態をちゃんと回しやすくなった。
受付業務の品質を人に依存しすぎない形にできたのが大きいです。
そうなんです。チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化。この3つが大きな成果だと思っています。
「チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化が大きな成果でした」
― ご担当者様(ご担当者)省人化は、サービスの質を落とすことではなかった。
省人化は、サービスの質を落とすことではなかった。むしろ、人にしかできない仕事に立ち返るための"余白"を生み出していた。
運用開始後、現場とお客様には、どんな変化が起きたのか。
ご年配の方は最初こそ戸惑われるかな、と心配したんですが、画面の案内通りに進めば終わるので、思ったよりスムーズでした。
お客様がご自身のペースで手続きできるので、「スムーズで楽だった」というお声もいただきます。
そこ、実はすごく大事なポイントなんです。困ったときには責任者やマネージャーがすぐ対応できる。「人はいる、ただ専任を張り付けていない」という形です。
だからお客様も、安心して使ってくださっているように感じます。
受付に追われるプレッシャーが減って、表情が変わりましたね。日中の接客にも、前より余裕を持って向き合えるようになった。
機械に任せられるところは任せて、人は人にしかできないおもてなしに集中する。そういう形に、近づけた気がします。
この回し方が定着してきたので、今いるメンバーが安定して長く働ける職場にしていきたい。人手不足の地域だからこそ、そこは大事にしたいです。
機械に任せられるところは任せて、
人は、人にしかできないおもてなしに集中する。
BEFORE / AFTER
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 受付対応 | スタッフ対応に負荷が集中 | チェックインをシステム化 |
| 受付業務全体 | 説明・確認がスタッフに集中 | 受付フローをシステムで標準化 |
| 本人確認・宿帳 | 紙や対面確認に手間が残る | 画面上で確認・記録を標準化 |
| 鍵の受け渡し | 現地スタッフの対応が前提 | カードロック連携で省力化 |
| 現場の余力 | 受付処理に時間を取られる | 必要な接客と施設運営に集中 |
| お客様体験 | 待ち時間・説明待ちが発生 | 自分のペースでスムーズに手続き |
「人が採れないから、24時間は無理」と諦める前に。
別府で起きていることは、別府だけの話ではない。地方の観光地で、人材確保と受付業務の安定化に向き合う事業者は少なくない。
最後に、同じ悩みを持つ宿の方々へ、野口さんからのメッセージを伺った。
「人が採れないから、受付の負担を減らすのは難しい」と感じている宿の方は多いと思うんです。私たちも、そうでした。
でも、人を増やせなくても、仕組みで回せる方法はあります。
そうですね。特に地方は、これからますます人手の確保が難しくなる。だからこそ、早めに省人化の仕組みを入れておくことが、現場を守ることにつながると思います。
はい。同じ悩みを持つ方には、ぜひ一度、試してみてほしいです。私たちも難しいと思っていたことが、相談してみたら、ちゃんと形になりましたから。
もちろんあります。エラー時の対応やアップデート後の確認、緊急時のサポート体制など、現場として改善してほしい点はあります。だからこそ、使いながら運用とサポートを一緒に整えていくことが大事だと思っています。
こちらこそ。別府で、お待ちしています。
「人を増やせなくても、仕組みで受付を安定させる方法はあります」
― ご担当者様(ご担当者)PRODUCT FEATURES
株式会社別府温泉ホテル様に導入されたのは、専用の自立型クイックチェックイン端末と
予約・決済・本人確認・宿帳・追加精算までを統合した受付システムでした。
HARDWARE
上部にAndroidタブレットを内蔵し、お客様が母国語で受付フローを完結。本人確認書類スキャン・電子宿帳・確認事項選択・決済までを画面上で進められます。背面には転倒防止板を備えた自立型構造です。
| 外寸 | H 1,250 × W 664 × D 710 mm |
| 画面 | Androidタブレット内蔵 |
| 機能 | 本人確認書類スキャン/電子宿帳/決済/印字 |
| 構造 | 自立型/転倒防止板付き |
| 設置 | 屋内自立設置(給電・有線LAN) |
SOFTWARE
予約からチェックアウト・追加精算まで、お客様自身で完結できる
スマホ事前
チェックイン
本人確認書類スキャン
本人確認
利用規約
電子同意
保険・確認事項
オプション説明
事前決済
キャッシュレス
満タン返し
ガイダンス
追加精算カード
鍵受け渡し・精算
延長料金
画面で精算
多言語UI
(日英中韓)
運営
ダッシュボード
SCREEN SAMPLES
母国語で、自分のペースで進められる
最初に母国語を選んでもらえば
後はすべてその言語で進む
確認事項も含めて、必ず画面上で同意を取得
― トラブル防止に直結
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