CASE STUDY / 導入事例インタビュー #003

人を雇わず、博多で
無人ホテルを増やす

本店は有人のまま、別ブランドで「人を増やさずに事業を広げる」ための無人ホテル運営を実現。

省人化
受付業務の
負担軽減
24時間
チェックイン
対応
無人化
鍵管理と本人確認を
仕組み化

INTERVIEWEE COMPANY

有限会社萃豊閣様

インタビューにご協力いただいた方

七島 様

七島 様

ご担当者

取材地:有限会社萃豊閣(福岡市博多区)

PROLOGUE

福岡・博多。古くからホテルを営んできた老舗、有限会社萃豊閣。
本店「萃豊閣ホテル」は80室を抱える、
スタッフが常駐する有人のホテルだ。

その萃豊閣が、まったく別のブランドで新しい宿を立ち上げた。
ただし条件はひとつ ― 「人を増やさずに」。

フロントに誰も立たせず、鍵も渡さず、本店から遠隔で動かす無人ホテル。
老舗はなぜ、そこに踏み込んだのか。
現場を預かる七島さんに、お話を伺った。

有限会社萃豊閣の取材イメージ
取材は有限会社萃豊閣の現場を想定し、導入背景と運用の変化を整理した。
CHAPTER 01

老舗が、もう一つの
宿を持つということ

本店は有人で安定して回っている。それでも、次の一軒に踏み出した。

有限会社萃豊閣

博多で長くホテルを営んできた、有限会社萃豊閣。本店「萃豊閣ホテル」は80室を抱え、スタッフが常駐する有人のホテルだ。 その萃豊閣が、なぜわざわざ「無人の宿」という別ブランドに踏み出したのか。

話は、ひとつの素朴な悩みから始まった。

HOTEL 萃 the 3rd〜雑餉隈駅前の施設外観イメージ
本店「萃豊閣ホテル」は80室規模の有人ホテル。今も変わらず、スタッフが常駐して運営している。
七島さん、本日はよろしくお願いします。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

こちらこそ、わざわざ雑餉隈まで来ていただいて。

まず、萃豊閣さんについて教えていただけますか。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい。私たちは福岡・博多で長くホテルをやってきた会社です。

七島 様
七島 様
七島 様

本店の「萃豊閣ホテル」は80室ほどあって、スタッフが常駐する、ごく普通の有人のホテルです。

老舗、という言い方が合いそうですね。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そうですね。おかげさまで本店は安定して回っています。

今日伺うのは、その本店とは"別のブランド"の話だとか。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい。この「HOTEL 萃 the 3rd〜雑餉隈駅前」は、本店とはまったく別の、無人で運営している宿なんです。

同じ会社で、有人と無人の宿を両方。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

ええ。最初は「もう一軒、宿を増やせないか」という、本当に素朴な発想からでした。

本店は有人。
でも、次の一軒は同じやり方では増やせなかった。

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 02

「人を増やさずに、
広げたい」

宿を増やすなら人も増やす ― その常識の、逆を行った。

有限会社萃豊閣

宿を一軒増やすなら、普通はスタッフも増やす。だが萃豊閣が出した条件は、その逆だった。「人を増やさずに、事業を広げる」。

その背景には、どこの宿泊業も直面している、深刻な現実があった。

HOTEL 萃 the 3rd〜雑餉隈駅前の受付とチェックイン端末イメージ
宿を一軒増やせば、当然フロントに人が要る ― その「当たり前」が、最初のネックだった。
「もう一軒増やしたい」と思ったとき、最初に何を考えました?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

正直に言うと、まず「人」のことでした。

人、というと。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

宿を一軒増やせば、当然そこにフロントのスタッフが要る。本店と同じやり方なら、人を採って、教育して、シフトを組んで…。

それが、ネックだった。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

ネックでした。今の人手のまま、もう一つ事業を広げたかったんです。

七島 様
七島 様
七島 様

人を増やして規模を追うのは、私たちの目指す形じゃなかった。

人件費の問題、ということですか?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

もちろんコストもあります。でもそれ以上に、福岡もどこも人の採用が本当に難しい。

七島 様
七島 様
七島 様

「人を増やす前提」だと、そもそも次の一軒が踏み出せないんです。

増やしたいけど、増やせない。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そう。だから発想を変えるしかなかった。「人を増やさずに、もう一つ事業を広げる」― これが出発点でした。

「人を増やさずに、もう一つ事業を広げたかった」

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 03

諦めかけた
「無人で、複数」という壁

一軒の無人化はできても、"複数の一元管理"でつまずいた。

有限会社萃豊閣

人を増やさないなら、答えは「無人」。しかも一軒で終わらせず、いずれは複数を展開したい。 だが、その両立こそが大きな壁だった。

省人化ホテルの運用イメージ
一軒を無人にできても、施設が増えるほど裏方の手間も増える ― それでは「人を増やさず広げる」にならない。
人を増やさない、となると。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

行き着く先は「無人」です。フロントに人を立てない宿。

無人ホテル自体は、最近よく聞きます。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

ええ。ただ私たちがやりたかったのは、一軒だけじゃない。

七島 様
七島 様
七島 様

ゆくゆくは無人の宿を"複数"展開していきたかったんです。

一軒の無人化と、複数の無人化は違う?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

全然違いました。そこでつまずいたんです。

というと。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

仮に一軒を無人にできても、施設ごとに結局誰かが様子を見に行く、鍵を管理する、トラブルに駆けつける…となったら。

七島 様
七島 様
七島 様

施設が増えるほど、結局その分だけ手間と人が要る。これでは「人を増やさず広げる」になりません。

無人にしたはずが、裏で人手が増えていく。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そうなんです。複数を、本店からまとめて見られる形じゃないと意味がない。

七島 様
七島 様
七島 様

正直、一度は「うちには無理かな」と諦めかけました。

一軒の無人化はできても、
"複数を一元管理"できなければ意味がなかった。

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 04

AdvaNceDとの
出会い

探していた「本店から、まとめて見られる」がそこにあった。

有限会社萃豊閣

諦めかけていた萃豊閣が出会ったのが、タブレット型の受付端末と、クラウドで管理するスマートロックを組み合わせた、AdvaNceDの仕組みだった。

多言語チェックイン画面の利用イメージ
受付も解錠もクラウド側で制御する仕組み。現地に人を置かず、本店から遠隔で動かせる点が決め手となった。
そこから、どう動いたんですか。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

無人運営の仕組みを、改めて一から探し直したんです。

見つかった。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい。タブレット型の受付端末と、クラウドで管理するスマートロックを組み合わせた、AdvaNceDさんの仕組みでした。

第一印象はどうでした?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

「これは本店から動かせるかもしれない」と思いました。

七島 様
七島 様
七島 様

受付も解錠も、ぜんぶクラウド側で制御できる。つまり現地に人を置かなくていい。

複数施設の話は、すぐ通じました?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

通じました。「一軒だけでなく、複数の宿を本部からまとめて管理したい」と伝えたら、まさにそういう使い方ができると。

諦めかけていた条件が、満たせる。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そうなんです。今は本店から、遠隔で無人の施設を管理できています。

七島 様
七島 様
七島 様

探していたのは、まさにこれでした。

「本店から、遠隔で無人の施設を管理できています」

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 05

タブレットとスマートロックで、
完全無人に

受付も解錠も記帳も、すべてクラウドの中で完結する。

有限会社萃豊閣

導入後の運営は、想像していた以上にシンプルだった。受付からドアの解錠、宿帳まで、すべてがクラウドの中で完結する。

そしてここでも、本店が有人であることは、しっかりと分けられている。

スマートチェックイン端末の設置イメージ
客室のドアはクラウドのスマートロックで解錠。フロントで物理的な鍵を渡す必要がない。
実際の運営は、どんな流れなんですか。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

お客様はタブレットの案内に沿って、ご自身でチェックインを進めます。受付に人は立っていません。

完全に無人。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい、この宿は完全無人です。本店は今まで通り有人ですけどね。そこははっきり分けています。

解錠はどうやって。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

クラウドのスマートロックです。お客様のお部屋の鍵が、クラウド経由で開く。フロントで物理的な鍵を渡す必要がありません。

宿帳まわりは。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

宿帳も電子化しました。紙の台帳もペンも、もう使っていません。

紙も鍵も人も、現地に要らない。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そうなんです。受付・解錠・記帳、ぜんぶクラウドの中で完結する。

七島 様
七島 様
七島 様

だから「本店からまとめて見る」が、無理なく成り立つんです。

受付も、解錠も、記帳も ―
現地に人を置かず、クラウドで完結する。

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 06

鍵の受け渡しが、
消えた

渡す・返す・数える ― 鍵にまつわる業務が、まるごと無くなった。

有限会社萃豊閣

無人運営でいちばん神経を使うのが「鍵」だ。その鍵の受け渡しそのものを、萃豊閣は手放した。

それは、24時間運営という、もう一つの果実につながっていく。

遠隔サポートと現場運用のイメージ
物理鍵を「渡す・返す・本数を数える」という業務が、クラウドスマートロックでまるごと不要になった。
運営してみて、いちばん効いた変化は何でした?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

鍵ですね。鍵の受け渡しそのものが、不要になりました。

物理的な鍵を、誰も触らない。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい。今までのホテルって、鍵を渡して、返してもらって、本数を数えて…という業務がずっとあったんです。

七島 様
七島 様
七島 様

紛失されたら鍵交換、なんてことも。

それがまるごと無くなった。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

無くなりました。クラウドのスマートロックなので、鍵を預かる・渡す・回収するという作業自体がない。

24時間の運営にも効きますね。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

効きます。鍵渡しのために誰かが待機する必要がないので、24時間、深夜でもお客様がご自身でチェックインできる。

七島 様
七島 様
七島 様

「鍵を渡すために人を置く」という発想から、完全に解放されました。

「鍵の受け渡しそのものが、不要になりました」

― 七島 様(ご担当者)
CHAPTER 07

無人なのに、
回っている

人を増やさないまま、宿は一軒増えた。それでも本店の負担は変わらない。

有限会社萃豊閣

人を置かない宿は、ともすれば「冷たい」「不安」と思われがちだ。だが運用を始めてみると、現場の手応えはむしろ逆だった。

そして話は、最初の夢 ―「無人ホテルを、複数」へと戻っていく。

宿泊客が端末を操作するイメージ
タブレットの案内が分かりやすく、お客様はスムーズに自分でチェックインを進めていく。
無人だと、お客様は戸惑いませんか。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

最初はそこを心配しました。でも、タブレットの案内が分かりやすいので、皆さんスムーズに進めてくださいます。

トラブルは。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

もちろんゼロではないですが、何かあれば本店から遠隔で状況を確認して、対応できます。現地に飛んでいかなくていい。

本店スタッフの負担は増えていない?
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

これが不思議と、増えていないんです。鍵渡しも受付も無いので、むしろ"見るだけ"で済む。

本店は有人のまま、別ブランドは無人。両方を同じ人数で。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そうなんです。人を増やさずに、宿はもう一軒増えた。狙い通りでした。

次の展望は。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

この形なら、二軒目、三軒目と無人の宿を増やしていける。本店から束ねて管理できますから。

七島 様
七島 様
七島 様

「無人ホテルを、複数」という最初の夢に、ようやく足がかりができました。

人を増やさないまま、宿は一軒増えた。
それでも、本店の負担は変わらない。

― 七島 様(ご担当者)

BEFORE / AFTER

導入のビフォーアフター

項目導入前導入後
受付対応スタッフ対応に負荷が集中チェックインをシステム化
夜間・繁忙時間到着時間に合わせた人員配置が必要24時間受付・無人対応の余地を確保
本人確認・宿帳紙や対面確認に手間が残る画面上で確認・記録を標準化
鍵の受け渡し現地スタッフの対応が前提クラウドスマートロック連携で鍵渡しを不要に
現場の余力受付処理に時間を取られる必要な接客と施設運営に集中
お客様体験待ち時間・説明待ちが発生自分のペースでスムーズに手続き
CHAPTER 08 FINAL

同じ悩みを持つ
事業者の方へ

「広げたいけど、人を増やせない」― その壁の、超え方。

有限会社萃豊閣

老舗が、人を増やさずに「無人ホテル」という新事業を立ち上げた。同じように「広げたいけれど人がいない」と悩む事業者へ、七島さんからのメッセージ。

HOTEL 萃 the 3rd〜雑餉隈駅前の省人化運営イメージ
有限会社萃豊閣・七島さん。「人を増やせないから諦める、ではもったいない」と語る。
最後に、同じような悩みを持つ事業者の方へ。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

「広げたいけど、人を増やせない」― この悩み、本当に多いと思うんです。

まさに萃豊閣さんが直面した壁ですね。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

はい。私たちも一度は諦めかけました。でも、無人化の仕組み次第で、人を増やさずに事業は広げられる。

鍵は、本店からの一元管理。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

そこだと思います。一軒を無人にするだけなら、いろんな手があります。

七島 様
七島 様
七島 様

でも"複数を本部からまとめて見る"までいけると、事業として広げられる。ここが分かれ道でした。

老舗だからこそ、踏み出せた部分は。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

本店という有人の土台があるからこそ、無人の別ブランドに安心して挑戦できた、というのはありますね。

本日はありがとうございました。
AdvaNceD IoT編集部
七島 様
七島 様
七島 様

ありがとうございました。同じ博多で、無人の宿を一緒に増やしていけたら嬉しいです。

人を増やさず、事業を広げる。
その答えが、無人ホテルだった。

― 七島 様(ご担当者)

PRODUCT FEATURES

導入された「省人化のしくみ」の中身

有限会社萃豊閣様の「HOTEL 萃 the 3rd〜雑餉隈駅前」に導入されたのは、 ADVANCED IOTスマートチェックインforクラウドスマートロックでした。

HARDWARE

タブレット型受付端末+
クラウドスマートロック
― 無人ホテル運営に最適化された受付連携

タブレット型の受付端末で、予約・決済・本人確認・宿帳・追加精算の情報を一元化。クラウドスマートロックと連携し、現地で鍵を渡さずにチェックインから入室まで進められます。

外寸 タブレット型受付端末
画面 Androidタブレット内蔵
機能 本人確認/電子宿帳/決済連携/スマートロック連携
構造 タブレット型/カウンター設置
設置 無人受付スペース・フロントカウンター
タブレット型受付端末とクラウドスマートロック

SOFTWARE

受付フローを完結する10機能

予約からチェックアウト・追加精算まで、お客様自身で完結できる

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CONTACT

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PRODUCT

AdvaNceD スマートチェックイン

宿泊施設の受付運営に特化した、省人化型のAdvaNceDスマートチェックインシステム。 ホテル業界で培われた省人化チェックインの技術ベースを、宿泊施設向けに最適化して提供します。

こんな宿泊施設に

  • ●受付スタッフの採用が難しい
  • ●ピーク時の待ち時間に悩んでいる
  • ●訪日インバウンド客が増えている
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