CASE STUDY / 導入事例インタビュー #011

開業2年半の温泉施設が、
省人化を選んだ理由

静岡県下田市の温泉施設が、宿泊と日帰り受付の負担を見直した導入事例。

省人化
受付業務の
負担軽減
24時間
チェックイン
対応
無人化
鍵管理と本人確認を
仕組み化

INTERVIEWEE COMPANY

横川温泉株式会社様

インタビューにご協力いただいた方

遠藤 様

遠藤 様

女将

取材地:横川温泉株式会社(静岡県下田市)

PROLOGUE

静岡県下田市。開業から2年半の温泉施設「湯殿ととのゆ」。
宿泊のお客様を迎えながら、地元に愛される
日帰り温泉も併設する施設だ。
だが、その2つを同時に支える女将の手は、いつもいっぱいだった。

「省人化は、おもてなしを冷たくするのでは」
― 開業から2年半の施設が、その問いにどう答えを出したのか。
横川温泉株式会社・女将の遠藤様にお話を伺った。

横川温泉株式会社の施設外観イメージ
横川温泉株式会社の現場を想定し、導入背景と運用の変化を整理した。
CHAPTER 01

開業2年半の施設と、
最初の"困りごと"

賑わいの裏で、女将はある"事務作業の山"と向き合っていた。

横川温泉株式会社

静岡県下田市に、開業から2年半の温泉施設「湯殿ととのゆ」がある。宿泊のお客様を迎えながら、地元に親しまれる日帰り温泉も併設する、2つの顔を持つ施設だ。

開業から運営を重ねるなかで、女将はずっと"人の手で支えるやり方"を続けてきた。だが、それがいつしか限界に近づいていた。

横川温泉の施設外観イメージ
静岡県下田市の横川温泉。宿泊と日帰り、ふたつの湯あみの場として、地元にも遠方の客にも親しまれてきた。
本日はお忙しい中ありがとうございます。まず、横川温泉について教えてください。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

こちらこそ。うちは静岡県下田市で、開業から2年半の温泉施設を運営しています。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

「湯殿ととのゆ」という名前で、宿泊のお客様にも、地元の日帰り温泉のお客様にも来ていただいています。

開業から2年半なんですね。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

おかげさまで。ただ、長く続けてきたぶん、"昔ながらのやり方"が体に染みついていて。

昔ながら、というと?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

受付も、台帳づけも、精算も、ぜんぶ手作業。私が一つひとつ、手で回してきました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

それで長年やってこられたんですが…ある時期から、どうにも回らなくなってきたんです。

開業から運営を重ねてきた施設。
でも"手作業"のままでは、もう回らなくなっていた。

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 02

宿泊と日帰り、
ふたつの流れに追われて

同じ時間帯に、2つの受付が女将ひとりへ押し寄せる。

横川温泉株式会社

問題は、仕事量だけではなかった。「宿泊」と「日帰り」という2つの流れが、同じ時間帯に、女将ひとりのもとへ同時に押し寄せる。

気持ちは、いつも半分に割れていた。

横川温泉の受付とチェックイン端末イメージ
宿泊客のチェックインと、日帰り温泉客の受付が重なる夕方。フロントは、最も慌ただしい時間を迎える。
具体的に、どんな場面が大変でしたか?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

いちばんは、チェックインの時間です。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

宿泊のお客様がフロントに並んでいるのに、同じタイミングで日帰り温泉のお客様も受付に来られる。

宿泊と日帰りが、同時に。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

そうなんです。宿泊のお客様と、日帰り温泉のお客様。両方の対応に追われていました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

片方をお待たせすれば、もう片方が気になる。気持ちが、いつも半分に割れているようで。

お一人で両方を…。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

人を増やすか、いっそ機械に任せるか…とも考えました。でも、そう簡単には踏み切れなくて。

その理由は、次でお聞きします。
AdvaNceD IoT編集部

「宿泊のお客様と、日帰り温泉のお客様。
両方の対応に追われていました」

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 03

諦めかけた、女将の
限界と"後継"の影

事務に追われ、いちばん大事なものに手が回らない。

横川温泉株式会社

長く宿を支えてきた女将の体には、限界が近づいていた。そしてその先には、"次の世代"へどう引き継ぐかという、もうひとつの重い問いが控えていた。

旅館受付の省人化の運用イメージ
受付、台帳づけ、精算、電話対応。事務仕事だけで一日が終わる日もあった。
先ほど「回らなくなってきた」と。体力的にも、ですか。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

正直に言えば、そうです。朝から晩まで動き続けるのが、年々こたえるようになって。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

受付、台帳づけ、精算、電話対応…。事務仕事だけで一日が終わる日もありました。

本来やりたい、お客様との時間が。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

取れないんです。事務に追われて、いちばん大事な"おもてなし"に手が回らない。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

これが、いちばん辛かった。

後を継ぐ方のことも、頭にありましたか。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

ありました。この働き方のままでは、「継ぎたい」と思ってもらえる宿にならない。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

この施設を、私たちの代で終わらせるわけにはいかない――と。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

一時は、半ば諦めかけていました。「もう、こういう働き方を続けるしかないのかな」と。

諦めかけた、女将の限界と"後継"の影は、現場の運営を見直す大きなきっかけになりました。

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 04

AdvaNceDとの出会いと、
最後まで残った迷い

期待と、ためらい。施設運営を担う女将を、最後まで悩ませたもの。

横川温泉株式会社

転機は、ふとした情報との出会いだった。だが、すぐに飛びついたわけではない。 "おもてなしの宿"の女将には、最後まで拭えない迷いがあった。

多言語チェックイン画面の利用イメージ
受付を機械化する仕組みは、すでに世の中にあった。問題は「おもてなしの宿に、それを置いていいのか」だった。
そんな中で、AdvaNceDのことはどう知ったんですか?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

きっかけは、同じ宿泊業の知り合いの話でした。「受付を機械に任せられるらしい」と。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

調べてみたら、デバイスエージェンシーさんの「スマートチェックイン」を見つけて。

第一印象は?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

「これがあれば、受付の事務を任せられるかもしれない」と期待しました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

でも同時に、ずっと引っかかっていたことがあって。

引っかかっていたこと、というと。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

省人化すると、お客様との接点が薄れてしまうのでは、と悩みました。

そこは、最後まで。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

ええ。うちは"おもてなしの宿"ですから。受付を機械にして、お客様を冷たく扱うようになったら本末転倒だと。

その迷いは、どう解けたんですか?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

担当の方が、こう言ってくれたんです。「機械に任せるのは"事務"だけ。お客様と接する時間は、むしろ増やせます」と。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

その一言で、すっと腑に落ちました。

「省人化すると、お客様との接点が
薄れてしまうのでは、と悩みました」

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 05

KIOSKが、
受付を引き受けた日

女将は、フロントの"後ろ"に立てるようになった。

横川温泉株式会社

導入されたのは、フロント脇に置かれた一台の縦型KIOSK。お客様は自分の手で受付を進め、女将はその一歩後ろから、お客様を迎えられるようになった。

スマートチェックイン端末の設置イメージ
フロント脇に設置された縦置き型のセルフチェックインKIOSK。お客様が画面の案内に沿って、自分で受付を進められる。
実際に導入されたのは、どんな仕組みですか?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

縦置きのKIOSK端末を、受付に一台。お客様がご自分でチェックインを進められます。

お客様は戸惑いませんでしたか。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

画面の案内に沿って進むだけなので、すんなり。海外のお客様も、画面が多言語対応なので母国語で進められます。

女将の動きは、どう変わりましたか。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

いちばん大きいのは、私が"受付の事務"から解放されたこと。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

予約の照合も、台帳づくりも、精算も、予約システムとの連携でほとんど自動になりました。

手作業が、減った。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

減ったどころじゃありません。受付の作業量が、体感で3分の1になりました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

そのぶん、私はフロントを離れて、お客様に「ようこそ」と声をかけに行ける。お見送りもできる。

機械化したのに、接客は増えた。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

そうなんです。そこがいちばん、嬉しい誤算でした。

受付の作業量が、3分の1に。
空いた手で、お客様に「ようこそ」と言いに行ける。

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 06

接客と効率は、
両立できた

効果は、女将ひとりの負担減だけにとどまらなかった。

横川温泉株式会社

効果は、女将ひとりの負担減にとどまらなかった。施設の"経営"そのものに、静かな変化が訪れていた。

遠隔サポートと現場運用のイメージ
事務から解放された女将は、玄関でのお出迎えやお見送りなど、"人にしかできないおもてなし"に時間を使えるようになった。
経営の面では、どんな変化が?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

まず、宿泊と日帰り、両方のお客様を同時にお迎えしても、もう慌てなくなりました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

KIOSKが受付を引き受けてくれるので、ピークが重なっても回るんです。

人を増やさずに。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

はい。専任の受付を新しく雇わなくても、今の体制で両方をさばける。人件費をかけずに、お客様を待たせない。

後継の話も、先ほど。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

「この働き方なら継げる」と思ってもらえる宿に、少し近づけた気がします。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

何より、事務はシステムに任せて、私はおもてなしに集中できるようになりました。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

これまで積み重ねてきた"心づかい"は手放さずに、やり方だけを今の時代に合わせられた。

接客と、効率の両立。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

そう言っていただけると。私たちが出した、一つの答えです。

「事務はシステムに任せて、
私はおもてなしに集中できるようになりました」

― 遠藤 様(女将)
CHAPTER 07

お客様も、スタッフも、
表情が変わった

"省人化"のその先に生まれた、現場の余白。

横川温泉株式会社

導入から時を経て。お客様、そして共に働くスタッフは、この変化をどう受け止めているのか。 遠藤様が語る、現場の"いま"。

宿泊客が端末を操作するイメージ
画面の案内に沿って、お客様自身が受付を進める。待たされることなく、スムーズに湯へと向かえる。
お客様からの反応はいかがですか。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

「待たされなくなった」という声をよくいただきます。特に日帰りのお客様は、サッと入れるのを喜んでくださって。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

海外のお客様からも、「自分の言葉で受付できて安心した」と。

スタッフの方は。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

表情が変わりました。事務に追われてピリピリすることが減って、お客様に笑顔を向ける余裕ができた。

これからやってみたいことは?
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

空いた時間で、地元の食材を使ったお食事や、温泉の楽しみ方のご提案など、"うちにしかないおもてなし"をもっと磨きたいですね。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

機械に任せられることは任せて、人にしかできないことに時間を使う。それが理想です。

お客様も、スタッフも、 表情が変わったは、現場の運営を見直す大きなきっかけになりました。

― 遠藤 様(女将)

BEFORE / AFTER

導入のビフォーアフター

項目導入前導入後
受付対応スタッフ対応に負荷が集中チェックインをシステム化
夜間・繁忙時間到着時間に合わせた人員配置が必要24時間受付・無人対応の余地を確保
本人確認・宿帳紙や対面確認に手間が残る画面上で確認・記録を標準化
鍵の受け渡し現地スタッフの対応が前提スマートロック/キーボックス連携で省人化
現場の余力受付処理に時間を取られる必要な接客と施設運営に集中
お客様体験待ち時間・説明待ちが発生自分のペースでスムーズに手続き
CHAPTER 08 FINAL

同じ悩みを持つ、
宿の方へ

「省人化は、おもてなしを冷たくする」と思っている方へ。

横川温泉株式会社

取材も終盤。かつての自分と同じ悩みを抱える、全国の宿の経営者へ。 横川温泉株式会社の女将は、まっすぐにこう語った。

横川温泉の省人化運営イメージ
横川温泉株式会社 女将・遠藤様。「守りたいものがあるからこそ、変えるべきところは変える」と語る。
最後に、同じように悩んでいる宿の方へ、メッセージをお願いします。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

もし昔の私のように「省人化は、おもてなしを冷たくする」と思っている方がいたら、伝えたいです。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

逆でした。事務を手放したぶん、おもてなしは"濃く"なりました。

それは、説得力があります。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

特に、宿泊と日帰り温泉の両方をやっている施設、運営体制に悩む宿泊施設には、きっと力になります。

守りたい接客のために、新しい仕組みを。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

はい。守りたい接客があるからこそ、変えるべきところは変える。

遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

開業から2年半の施設が選んだ答えが、どこかの誰かの背中を押せたら嬉しいです。

ありがとうございました。
AdvaNceD IoT編集部
遠藤 様
遠藤 様
遠藤 様

こちらこそ。ぜひ、湯にも浸かっていってくださいね。

事務を手放したぶん、
おもてなしは"濃く"なりました。

― 遠藤 様(女将)

PRODUCT FEATURES

導入された「省人化のしくみ」の中身

横川温泉株式会社様に導入されたのは、専用の自立型クイックチェックイン端末と 予約・決済・本人確認・宿帳・追加精算までを統合した受付システムでした。

HARDWARE

自立型クイックチェックイン端末
― 宿泊受付に最適化された専用筐体

21.5インチ画面を備えた専用筐体で、お客様が母国語で受付フローを完結。本人確認書類スキャン・電子宿帳・確認事項選択・決済までを画面上で進められます。背面には転倒防止板を備えた自立型構造です。

外寸 H 1,250 × W 664 × D 710 mm
画面 21.5インチ
機能 本人確認書類スキャン/電子宿帳/決済/印字
構造 自立型/転倒防止板付き
設置 屋内自立設置(給電・有線LAN)
自立型クイックチェックイン端末

SOFTWARE

受付フローを完結する10機能

予約からチェックアウト・追加精算まで、お客様自身で完結できる

スマホ事前
チェックイン

本人確認書類スキャン
本人確認

利用規約
電子同意

保険・確認事項
オプション説明

事前決済
キャッシュレス

満タン返し
ガイダンス

追加精算カード
鍵受け渡し・精算

延長料金
画面で精算

多言語UI
(日英中韓)

運営
ダッシュボード

SCREEN SAMPLES

多言語対応のお客様画面

母国語で、自分のペースで進められる

お客様|言語選択画面

最初に母国語を選んでもらえば
後はすべてその言語で進む

お客様|確認事項選択

確認事項も含めて、必ず画面上で同意を取得
― トラブル防止に直結

CONTACT

「採用」「待ち時間」「インバウンド」
すべて、システムで応えます

横川温泉株式会社様が選んだAdvaNceDスマートチェックインシステムを
あなたの店舗にも。資料・ご相談からお気軽にどうぞ。

PRODUCT

AdvaNceD スマートチェックイン

宿泊施設の受付運営に特化した、省人化型のAdvaNceDスマートチェックインシステム。 ホテル業界で培われた省人化チェックインの技術ベースを、宿泊施設向けに最適化して提供します。

こんな宿泊施設に

  • ●受付スタッフの採用が難しい
  • ●ピーク時の待ち時間に悩んでいる
  • ●訪日インバウンド客が増えている
  • ●本人確認・宿帳説明のトラブルを減らしたい
  • ●口コミ評価を上げたい
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