受付業務を、人を増やさず標準化
別府の温泉ホテルが、チェックイン業務の効率化・受付業務の省力化・フロント業務の標準化を進めた導入事例。
- 省人化:受付業務の負担軽減
- 24時間:チェックイン対応
- 無人化:鍵管理と本人確認を仕組み化

導入の概要
| お客様 | 株式会社別府温泉ホテル様 |
|---|---|
| インタビューにご協力いただいた方 | ご担当者様 |
| 取材地 | 株式会社別府温泉ホテル(大分県別府市) |
| 導入製品 | スマートチェックイン for カードロック |
全国から湯治客が集まる、日本有数の温泉地・別府。
その一角で長く暖簾を守ってきた老舗温泉ホテル「シーウェーブ別府」。
客足は戻り、稼働率も高く推移していた。一方で、地域の人手不足が続くなか、
「受付業務を、もっと安定して回せる形にしたい」
という課題があった。
宿帳・精算・鍵渡しを一連の流れに整え、チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化を進める。
現場責任者の野口さんに、その経緯を伺った。
別府の老舗温泉ホテルと、受付業務の見直し
高稼働を支える現場で、受付業務をより安定して回す。
別府温泉。年間を通じて全国から湯治客・観光客が訪れる、日本有数の温泉地。その一角で長く営業を続けてきたのが、老舗温泉ホテル「シーウェーブ別府」だ。
おかげさまで、お客様には恵まれ、稼働率も高く推移していた。一方で、地域の人手不足が続くなか、受付業務を属人的に回し続けることには改善余地があった。

インタビュアー
野口さん、本日はお時間をいただきありがとうございます。
ご担当者様
こちらこそ。わざわざ別府までお越しいただいて。
インタビュアー
まず、シーウェーブ別府さんについて教えていただけますか?
ご担当者様
別府温泉で長く営業している温泉ホテルです。おかげさまでお客様には恵まれていて、稼働率は高いほうだと思います。
インタビュアー
繁盛されている。
ご担当者様
ありがたいことに。ただ…正直に言うと、ここ数年は「お客様が来てくださること」と「現場が回ること」が、だんだん噛み合わなくなってきていて。
インタビュアー
といいますと?
ご担当者様
お客様は来てくださる。でも、それをお迎えする人手が、どうしても足りないんです。
お客様には恵まれています。ただ、受付に関わる手続きは多く、限られた人員でも安定して回せる形に整えたいと考えていました。
受付業務を、もっと安定して回せる形にしたかったんです。
― ご担当者様
地域の人手不足と、現場運営の安定化
採用だけに頼らず、受付を安定して回す。
客足は戻り、稼働率も高い。その現場運営を安定させるうえで、背景にあったのは、別府という地域そのものが抱える「人手不足」だった。
観光地ゆえに、限られた働き手を、街じゅうの宿や店で奪い合う。

インタビュアー
人手が足りない、というのは、募集してもなかなか集まらない、ということですか。
ご担当者様
そうなんです。別府は観光地なので、宿泊施設も飲食店も多い。みんなで限られた働き手を取り合っている状態で。
受付業務は、宿帳・本人確認・精算・鍵の受け渡しなど、手順が多いんです。
インタビュアー
受付業務を人だけに頼ると、どうしても負担が偏りますね。
ご担当者様
ええ。限られた人数で安定して対応するには、毎回同じ品質で進められる流れを作る必要がありました。
そこで、受付の流れを、できるだけシステムで標準化したいと考えていました。
インタビュアー
人に依存しすぎない形にする。
ご担当者様
属人的な説明や確認が残ると、担当者によって対応時間や案内のばらつきが出ます。
インタビュアー
採用だけで解決するのではなく。
ご担当者様
そうです。人を増やす前提だけではなく、今いるスタッフで安定して回せる形にする必要がありました。
限られた人数でも、受付業務を安定して回せる形にしたかったんです。
― ご担当者様
受付業務を、標準化する必要があった
宿帳、精算、鍵渡し。人によるばらつきを減らす。
受付には宿帳の記入確認、本人確認、精算、鍵渡しなど複数の手順がある。稼働率が高いほど、一つひとつの手順をスムーズに進めることが重要になる。
課題は特定の時間帯だけでなく、日々の受付業務全体を効率化し、誰が対応しても同じ流れで案内できるようにすることだった。

インタビュアー
受付業務を安定させるには、手順の整理が必要だった。
ご担当者様
そうなんです。稼働率が高いからこそ、宿帳や本人確認、精算、鍵のお渡しまでを毎回スムーズに進める必要がありました。
インタビュアー
人による案内のばらつきも出やすい。
ご担当者様
受付では確認することが多いので、担当者の経験に頼りすぎると、案内の順番や所要時間に差が出ます。
そこをシステムの流れに沿って進められれば、受付の品質を安定させながら、スタッフの負担も減らせると考えました。
インタビュアー
流れを整えないと、現場の負担が残る。
ご担当者様
はい。属人的に回すだけでは、今後さらに負担が増えると感じていました。
インタビュアー
それでも、何か手を打たないといけなかった。
ご担当者様
ええ。せめて宿帳の記入も、精算も、鍵のお渡しも、人がつきっきりでやらなくて済む形にできないか、とはずっと考えていました。
「人を増やす」以外の方法で、受付業務の一連の流れを整えられないか。そこを、ずっと探していた感じです。
受付業務の標準化は、現場の運営を見直す大きなきっかけになりました。
― ご担当者様
AdvaNceDとの出会い
「これは、うちの困りごとそのものに効く」と感じた瞬間。
「人を増やす以外の方法で、受付業務を安定して回せないか」。 その問いを抱えていた野口さんが出会ったのが、AdvaNceD のスマートチェックインだった。
第一印象を、野口さんはこう振り返る。

インタビュアー
AdvaNceDのことは、どこで知ったんですか。
ご担当者様
受付を自動化できる仕組みがないか探していて、たどり着いたのがAdvaNceDの「スマートチェックイン」でした。
インタビュアー
第一印象はいかがでした。
ご担当者様
「これは、うちの困りごとそのものに効くんじゃないか」と。
画面の操作だけでチェックインが終わって、カードキーまで出てくる。しかも宿帳も精算も鍵渡しも、ぜんぶ自動化できた。
インタビュアー
まさに、探していたもの。
ご担当者様
そうなんです。「お客様自身でチェックインを完結できる」。これがあれば、受付業務を標準化し、スタッフの負担を減らせるかもしれない、と。
インタビュアー
すぐに手応えを感じた。
ご担当者様
はい。半分あきらめていたことが、急に現実味を帯びてきた感じでした。
インタビュアー
温泉ホテルでの導入実績、という点での不安はありませんでしたか。
ご担当者様
そこは相談しながら詰めました。うちの受付の流れに合わせて「宿帳・精算・鍵渡しをこう繋ぐ」と具体的に提案してもらえたので、任せられると思えたんです。
「宿帳も精算も鍵渡しも、ぜんぶ自動化できた」
― ご担当者様
カードロックで、受付の一連を一つの流れに
人をゼロにするのではなく、人を解放する。
カードロックを軸にしたスマートチェックイン。それは、これまで人がつきっきりで担っていた受付の一連を、一台の流れに置き換えるものだった。
お客様は、どんな体験をするのか。野口さんに具体的に伺った。

インタビュアー
実際には、お客様はどんな流れでチェックインするんですか。
ご担当者様
お客様は、設置した画面の案内に沿って操作していくだけです。宿帳の記入も、画面上で完結します。
そのままお会計(精算)も済ませて、最後にカードキーが自動で発行される。お部屋の鍵まで、その場で受け取れます。
インタビュアー
宿帳・精算・鍵渡しが、一つの流れに。
ご担当者様
そうなんです。今までフロントスタッフが一人のお客様につきっきりでやっていた手続きを、カードロックで一括して自動化できた。
インタビュアー
スタッフが間に入らなくても回る。
ご担当者様
ええ。もちろん、何かあれば責任者やマネージャーが対応します。完全に無人にするわけではなくて、「フロントに専任を張り付けなくても回る」形にできた、というのが正確です。
インタビュアー
いわゆる、省人化ですね。
ご担当者様
はい。人をゼロにしたいわけじゃないんです。限られた人手を、もっと意味のあるところに使いたかった。
インタビュアー
導入にあたって、現場の混乱はありませんでしたか。
ご担当者様
最初は操作に慣れる時間が必要でしたが、流れ自体はシンプルなので、スタッフもお客様もすぐに馴染みました。
完全に無人にしたいわけじゃない。 限られた人手を、もっと意味のあるところに使いたかったんです。
― ご担当者様
受付業務が、標準化された
効率化、省力化、標準化。現場の回し方が整った。
導入後に見えてきた変化は、日々の受付業務が安定して回るようになったことだった。
チェックインの流れがシステム化され、スタッフの案内や確認にかかる負担が軽くなったという。

インタビュアー
導入してみて、一番変わったのはどこですか。
ご担当者様
チェックイン業務の流れが整理されたことです。
宿帳、本人確認、精算、鍵の受け渡しまで、お客様が画面に沿って進められるので、受付の手戻りが減りました。
インタビュアー
受付業務が標準化された。
ご担当者様
はい。受付業務が効率化されて、現場の負担が軽くなりました。これは責任者の私にとっても、統括マネージャーの菊池にとっても、本当に大きかった。
インタビュアー
経営的にも、効果が。
ご担当者様
スタッフが都度説明する作業や確認のばらつきが減りました。少ない人数でも、稼働率の高い状態をちゃんと回しやすくなった。
受付業務の品質を人に依存しすぎない形にできたのが大きいです。
インタビュアー
人を増やす前に、仕組みで整える。
ご担当者様
そうなんです。チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化。この3つが大きな成果だと思っています。
「チェックイン業務の効率化、受付業務の省力化、フロント業務の標準化が大きな成果でした」
― ご担当者様
機械に任せ、人は"おもてなし"に戻る
省人化は、サービスの質を落とすことではなかった。
省人化は、サービスの質を落とすことではなかった。むしろ、人にしかできない仕事に立ち返るための"余白"を生み出していた。
運用開始後、現場とお客様には、どんな変化が起きたのか。

インタビュアー
お客様からの反応は、いかがですか。
ご担当者様
ご年配の方は最初こそ戸惑われるかな、と心配したんですが、画面の案内通りに進めば終わるので、思ったよりスムーズでした。
お客様がご自身のペースで手続きできるので、「スムーズで楽だった」というお声もいただきます。
インタビュアー
完全な無人ではないわけですよね。館内には人がいる。
ご担当者様
そこ、実はすごく大事なポイントなんです。困ったときには責任者やマネージャーがすぐ対応できる。「人はいる、ただ専任を張り付けていない」という形です。
だからお客様も、安心して使ってくださっているように感じます。
インタビュアー
スタッフ側の変化は。
ご担当者様
受付に追われるプレッシャーが減って、表情が変わりましたね。日中の接客にも、前より余裕を持って向き合えるようになった。
機械に任せられるところは任せて、人は人にしかできないおもてなしに集中する。そういう形に、近づけた気がします。
インタビュアー
今後、やってみたいことは。
ご担当者様
この回し方が定着してきたので、今いるメンバーが安定して長く働ける職場にしていきたい。人手不足の地域だからこそ、そこは大事にしたいです。
機械に任せられるところは任せて、 人は、人にしかできないおもてなしに集中する。
― ご担当者様
同じ悩みの宿の方へ
「人が採れないから、24時間は無理」と諦める前に。
別府で起きていることは、別府だけの話ではない。地方の観光地で、人材確保と受付業務の安定化に向き合う事業者は少なくない。
最後に、同じ悩みを持つ宿の方々へ、野口さんからのメッセージを伺った。

インタビュアー
最後に、同じように受付業務の効率化や標準化を考えている宿の方へ、メッセージをお願いできますか?
ご担当者様
「人が採れないから、受付の負担を減らすのは難しい」と感じている宿の方は多いと思うんです。私たちも、そうでした。
でも、人を増やせなくても、仕組みで回せる方法はあります。
インタビュアー
採用ではなく、回し方を変える、という選択肢。
ご担当者様
そうですね。特に地方は、これからますます人手の確保が難しくなる。だからこそ、早めに省人化の仕組みを入れておくことが、現場を守ることにつながると思います。
インタビュアー
「人を増やさずに、受付を安定させる」。
ご担当者様
はい。同じ悩みを持つ方には、ぜひ一度、試してみてほしいです。私たちも難しいと思っていたことが、相談してみたら、ちゃんと形になりましたから。
インタビュアー
実際に運用する中で、改善してほしい点もありますか。
ご担当者様
もちろんあります。エラー時の対応やアップデート後の確認、緊急時のサポート体制など、現場として改善してほしい点はあります。だからこそ、使いながら運用とサポートを一緒に整えていくことが大事だと思っています。
インタビュアー
ありがとうございました。
ご担当者様
こちらこそ。別府で、お待ちしています。
「人を増やせなくても、仕組みで受付を安定させる方法はあります」
― ご担当者様
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