白馬の夫婦ペンション、夜の対応をゼロに
白馬の夫婦経営ペンションが、夜間到着対応を減らし、朝のサービスに集中できるようにした導入事例。
- 省人化:受付業務の負担軽減
- 24時間:チェックイン対応
- 無人化:鍵管理と本人確認を仕組み化

導入の概要
| お客様 | ラントハウス ダンクルネッツ様 |
|---|---|
| インタビューにご協力いただいた方 | 松崎様(オーナー) |
| 取材地 | ラントハウス ダンクルネッツ(長野県白馬村) |
| 導入製品 | スマートチェックイン for クラウドスマートロック |
北アルプスの麓、長野県白馬村。
スキーシーズンには国内外から多くの客が集まる。
その一角で、松崎さん夫婦は小さなペンションを営んでいた。
夜遅くまで到着を待ち、朝は早く朝食準備。
― 削られ続ける睡眠時間を、
タブレット+SwitchBotで取り戻し、夜の対応をゼロにした。
ラントハウス ダンクルネッツ・松崎信三郎オーナーにお話を伺った。
白馬の夫婦ペンション、ダンクルネッツのこと
小さい宿だからこその良さと、ずっと綱渡りだった冬。
北アルプスの麓、白馬村。スキーシーズンには国内外から客が集まるこの地で、松崎さん夫婦は小さなペンションを営んでいる。 チェックインも朝食も掃除も、基本は二人で全部。まずは、お店のことから聞かせてもらった。

インタビュアー
松崎さん、本日はお時間いただきありがとうございます。まず、ダンクルネッツさんがどんな宿か教えてください。
松崎様
こちらこそ。白馬村で夫婦ふたりでやっている、小さなペンションです。
シャレー型で、スキーやスノーボードのお客様が中心ですね。
インタビュアー
ご夫婦おふたりで。
松崎様
ええ。チェックインも、朝食も、掃除も、基本は二人で全部。
だからこそ、いいお客様に恵まれてここまで続けてこられました。
インタビュアー
その「二人で全部」というところに、実は今日のお話のきっかけがあるとか。
松崎様
小さい宿だからこその良さもあるんですが…正直、体力的にはずっと綱渡りでした。特に冬は。
白馬の夫婦ペンション、 ダンクルネッツのことは、現場の運営を見直す大きなきっかけになりました。
― 松崎様(オーナー)
削られ続けた、夫婦の睡眠時間
遅い到着、早い朝食。その両端を、二人だけで支えていた。
ピークは厳冬のスキーシーズン。遠方から来る客の到着は遅く、朝食の支度は誰よりも早い。 その両端を、夫婦ふたりだけで支えていた。

インタビュアー
「特に冬は」というのは。
松崎様
スキーのお客様って、到着がどうしても遅くなるんです。
仕事を終えて夜に出発して、白馬に着くのが22時、23時。雪で道が混めば日付が変わることも。
インタビュアー
それまで、どうされていたんですか。
松崎様
玄関を開けて待っているしかないんですよ。最後のお客様がチェックインを終えるまで、寝るに寝られない。
インタビュアー
朝は朝で早い。
松崎様
朝食をお出しするので、逆算すると5時起き、6時起き。
夜遅くまで到着を待って、朝は早く朝食準備。睡眠時間が削られ続けました。
インタビュアー
それが毎晩…。
松崎様
シーズン中はずっとです。二人とも慢性的に寝不足で、これが当たり前なんだと、半ば諦めていました。
夜遅くまで到着を待って、朝は早く朝食準備。 睡眠時間が削られ続けました。
― 松崎様(オーナー)
「これはもう、宿の宿命なのか」
人を雇えば解決する——とは、簡単にいかなかった。
人を雇えば解決する——とは、簡単にいかない。紙の宿帳、住所・電話番号の手書き、チェックイン時の鍵手渡し、夜間外出後の鍵対応。冬季は海外からの宿泊客も多く、外食後に戻られるお客様への対応まで、小さな宿ならではの負担が積み重なっていた。

インタビュアー
夜だけスタッフを雇う、という選択肢は。
松崎様
考えなかったわけではないです。でも、深夜のチェックインのためだけに人を雇うのは、うちの規模では現実的じゃない。
人件費が宿の体力を超えてしまう。
インタビュアー
かといって、ご夫婦の負担はそのまま。
松崎様
そうなんです。この時間帯・この期間だけ来てくれる人も、なかなかいない。
結局「自分たちで頑張るしかない」に戻ってしまう。
インタビュアー
紙の宿帳や鍵の受け渡しも。
松崎様
紙の宿帳に住所や電話番号を手書きしていただき、確認して、必要な情報を残していく。用紙がなくなれば印刷や管理も必要です。日々の中では、想像以上に時間と労力がかかっていました。
インタビュアー
冬は海外からのお客様も多い。
松崎様
そうです。冬季はインバウンドのお客様が大半で、夕食は外に出られる方がほとんどです。鍵をフロントへ預ける方もいれば、持ち歩く方もいらっしゃいました。
フロントに預けられた鍵は、夜遅くに戻られるお客様のために対応が必要になります。一方で、持ち出された鍵が紛失したり、手作りの木製キーホルダーが破損したりすることもありました。
お客様は申し訳なさそうにされますし、こちらも「壊れやすいもので申し訳ありません」とお伝えする。お互いに気まずい場面もありました。
インタビュアー
堂々巡りですね。
松崎様
もうこれは宿の宿命なんだと。半分あきらめて、半分は体力でねじ伏せてきた、という感じでした。
深夜のチェックインのためだけに人を雇うのは、 うちの規模では現実的じゃない。
― 松崎様(オーナー)
AdvaNceDとの出会い
「うちでも始められそう」という現実感が、背中を押した。
転機は、ふとした情報収集から訪れた。自動チェックインシステムの導入前からSwitchBotを活用したスマートロック運用は始めていたが、暗証番号の手動発行・個別案内・部屋ごとの固定番号運用が残っていた。効率とセキュリティの両面で、まだ改善余地があった。

インタビュアー
すでにSwitchBotは使っていたんですよね。
松崎様
はい。ただ、暗証番号はタブレットで手動作成して、予約ごとに個別でお客様へ案内していました。宿泊ごと・部屋ごとに異なる番号を設定する作業は想像以上に手間がかかりました。
最終的には、各部屋ごとに固定の暗証番号を設定して運用するようになりました。ただ、それではセキュリティ面の不安が残ります。
インタビュアー
効率とセキュリティの両方に課題が残っていた。
松崎様
そうです。安全性を確保しながら、もっと効率的に運用できないか。そこを常に感じていました。
インタビュアー
第一印象は。
松崎様
正直「うちみたいな小さい宿には大げさなんじゃないか」と身構えていました。
大きな機械を置くスペースもないし、工事も大変そうだなと。
インタビュアー
実際は違った。
松崎様
聞いてみたら、ADVANCED IOT スマートチェックインforクラウドスマートロックとSwitchBot連携で、宿帳の確認から鍵の案内までつなげられると。大型の端末も要らないし、今ある鍵にそのまま後付けできる。
「これならうちでもできる」と、初めて現実的に思えたんです。
インタビュアー
規模に合っていた。
松崎様
そこが一番でした。背伸びしなくていい。小さい宿のための、ちょうどいい大きさだと感じました。
「これならうちでもできる」と、 初めて現実的に思えたんです。
― 松崎様(オーナー)
夜の対応が、ゼロになった
玄関で待つ必要も、物理鍵の段取りも、なくなった。
導入後、まず変わったのは「夜」だった。遅れて到着する客への対応を、夫婦が起きて待つ必要がなくなった。

インタビュアー
実際に入れてみて、最初に変わったことは。
松崎様
夜です。お客様がご自身でチェックインを済ませて、お部屋に入れるようになった。
私たちが玄関で待っている必要がなくなったんです。
インタビュアー
鍵はどうなったんですか。
松崎様
物理の鍵はやめました。SwitchBotを今までの鍵に後付けして、受け渡し自体をなくしたんです。暗証番号を手で発行して個別に案内する負担も減りました。工事もいりませんでした。
インタビュアー
あれだけ神経を使っていた鍵が。
松崎様
なくなりました。「鍵をどう渡すか」「番号をどう案内するか」を毎回考えなくていいだけで、こんなに楽なのかと。
インタビュアー
そして、夜が。
松崎様
夜の対応がゼロになって、やっと眠れるようになりました。深夜に物音がしても飛び起きなくていい。
二人とも、ようやくまともに眠れるように。これが一番大きいです。
夜の対応がゼロになって、 やっと眠れるようになった。
― 松崎様(オーナー)
浮いた時間を、朝食に
生まれたのは、単なる休息ではなかった。
夜の負担が消えたことで生まれたのは、単なる休息ではなかった。 夫婦は、その時間を宿の「価値」へと振り向けはじめた。

インタビュアー
眠れるようになって、他に変化は。
松崎様
日中の使い方が変わりました。夜に削られていた体力と時間が戻ってきたので、その分を朝食に回せるようになったんです。
インタビュアー
朝食、ですか。
松崎様
うちみたいな宿は、結局「料理」と「もてなし」で選ばれる。
今までは寝不足のまま、こなすだけで精一杯だった朝食を、もっと良くしたいとずっと思っていました。
インタビュアー
それができるように。
松崎様
浮いた時間を、朝食の質を上げることに使えています。献立を考える余裕も、丁寧に作る気力も出てきた。
インタビュアー
省人化で空いた時間を、本業に集中させた。
松崎様
そういうことです。人を減らすためじゃなくて、自分たちの手を「お客様のため」に使い直せた、という感覚ですね。
浮いた時間を、 朝食の質を上げることに使えています。
― 松崎様(オーナー)
運用開始後の、今
小さな構成から始めた省人化が、軌道に乗った。
派手な機械ではなく、小さな構成から始めた省人化。運用が軌道に乗った今、 現場とお客様には、どんな変化があったのか。

インタビュアー
お客様の反応はいかがですか。
松崎様
遅れて着いても気兼ねなくチェックインできる、と好評です。
「気を使わずに自分のペースで入れるのが良かった」と。
インタビュアー
むしろ喜ばれている。
松崎様
ええ。私たちが眠そうに玄関で出迎えるより、よっぽどお互い気持ちいいですよね(笑)。
インタビュアー
運用面で、難しさは。
松崎様
タブレットとSwitchBotなので、操作も置き場所もシンプルです。大げさな設備じゃないぶん、私たちでも無理なく使えています。
インタビュアー
これからやってみたいことは。
松崎様
夜に余裕ができたぶん、朝食以外のおもてなしも少しずつ良くしていきたい。宿そのものを、もう一段上げていけたらと思っています。
気を使わずに、自分のペースで入れるのが良かった。 ― お客様より
― 松崎様(オーナー)
同じ悩みを持つ、宿の方へ
「うちは小さいから無理」と思っている方こそ。
最後に、かつての自分たちと同じように「夜」に削られている、小さな宿の経営者へ。 松崎さんからのメッセージで記事を締めくくる。

インタビュアー
最後に、昔の松崎さんのように、夜の対応で疲れ切っている宿の方へ、メッセージをお願いできますか。
松崎様
「うちは小さいから無理」と思っている方こそ、一度知ってほしいです。
私もそう思っていましたから。
インタビュアー
規模が小さいからこそ。
松崎様
小さいからこそ、夫婦や家族だけで抱え込んでしまう。
その限界を、大きな投資じゃなくて、タブレットとSwitchBotくらいの最小構成で超えられたんです。
インタビュアー
家族経営の限界を、最小投資で。
松崎様
はい。夜に眠れるようになっただけで、宿の続け方が変わります。あのまま体力でねじ伏せていたら、たぶん長くは持たなかった。
インタビュアー
今日は貴重なお話をありがとうございました。
松崎様
こちらこそ。同じ白馬の、小さな宿の仲間に届けばうれしいです。
「うちは小さいから無理」と思っている方こそ、 一度知ってほしい。
― 松崎様(オーナー)
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